ドクトル

 実際に博士号持ってんだからしょうがないやね。自己紹介の時、苗字はともかく名前の方は、研究所のケンに明治製菓のジです、というのを常にしてましたっけ。

 東大柏葉会出身。在学中は指揮者。

 何年か前に、さる所でばったり会ったら、俳句の会に行く所だと言っていましたが、その後、句集『花野』(牧羊社刊) を送ってくれました。

みほとけの眼があそびゐる花野かな


 春風のようなお声で、ドクトルがいらっしゃらないとベースは破れ障子に北風という風情になります。(まさかね!) (戸原葵 @1977)


 永年勤めた会社を定年になり、同じく永年指導して来た同社の合唱団の胆入りで、記念に曲集を作ってもらったという果報者です。

 主に学生時代の作品 (曲集発行に際して手を入れた) オリジナル抒情小曲 36曲、同合唱団のための編曲 34曲、計70曲、総ページ 161 +α という立派な曲集です。

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