大杉本

 杉本姓が二人いた内の、大きいほう、ではなく先輩の方。

 中音第一期黄金時代 (もしそういうものがあったとしたら) のリードテナー。立教大学グリークラブ出身。

 なにせあの頃 (中・ルネ) の音楽の作られ方というものはテナー中心だったんですよね。時にはほとんど非人間的と思われる長丁場の cantus firmus。筆者 (今これを書いている人) も大杉本と二人で、見掛け上 (いや、聞き掛け上か) テナーの声が途切れないように、微妙な調整をしたもんです。

 でも声質が違いますから、片方が途切れると、もう一方の声だけになってしまってたわけですが、まあ若かったから息継ぎの時間も短くてお客様に迷惑のかかることもなかったのではないかと、これも老いの繰り事ですかね。

 大杉本は若い頃から極めて健康的な生活を続けているはずなので、未だに美声を保っているものと確信しています。


 キタさんと同じく、中音の歴史、長老、大目付。チロリアンハットに山男スタイルが、これ程決まっている人は珍しい。そのくせキリストの扮装がこんなに似合う人もみた事がない。お酒は召しあがらず、カメラはプロ。団員にとって、キタさんと並んで、一番こわくて、しかも暖かい人。お二人の美声は、御存じの通り。注、キタさんのニヒルな微笑と、大杉本さんのザクトライオンのCMを思わせる白い歯にしびれる女性は多いのです。(戸原葵 @1977)


2005年の年賀状写真。 

緑鬼只今参上


2003年の年賀状写真。 水は 水の色に
風は 風の色に
空は 空の色に
森は 森の色に
すべて生命の色

原梨花


2002年の年賀状写真。

橅の森は
無限に續く
生命の環

原梨花

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2001年の年賀状写真。題して「樹神到来

以前は鬼瓦専門でした。